カテゴリー「 チェロlog 楽器編」の5件の記事

2006年10月 5日 (木)

未遂事件

Cello チェリストにとって、チェロは喜びや苦しみを分かち語らう友であり、いろんなことを教えてくれる人生の師匠でもあり、はたまた相睦み合う恋人でもあると言えよう(?)。そんな訳で、私の良き伴侶であるチェロ美ちゃんなのだが、ぞんざいに扱うと時に機嫌を損ねることもある。

 こないだ練習をしようとチェロを抱き起こしたら、なんだか嫌な感じがし...たその刹那、スーッとエンドピンが落ちていって床に突き刺さったのだった。そのエンドピンは真鍮の中にタングステンが入っている(vcyoyoの工房製)ので275gほどあり、おまけに先が削りたての鉛筆のように尖っている。とっさに足を引いたから良かったものの、生足エンドピンレストなんて洒落にもならない。響きも悪そうだし。

 前回エンドピンをしまった際にネジを締め忘れていたのだ。いまだかつて、そんなことはなかったのだが、いつの間にやら注意を怠っていたのだろう。慣れというのは怖いもの。見れば楽器も随分汚れている。初めて手にした時はあれほど大切に扱っていたのになぁ、と反省しながら拭ってあげた。

 埃を払いながら各部をよく見ると、駒も微妙にずれている。位置や傾き・ねじれをきちんと調整すると、音の張りが幾分良くなり、改めて惚れ直した次第である。

 ☆写真にみえるエンドピンレストは石田ヴァイオリン工房(福岡市)製。普段は果物用まな板に塩ビの発泡シートを敷いて使ってます。

| | コメント (12) | トラックバック (0)

2006年10月 2日 (月)

間近!マジか?

Hibikihall  風呂から上がったら手の指の皮がふやけてめくれはじめている。ここ数日の練習量を推し量っていただけるだろう。と同時に、それまで如何にサボっていたかもばれるかもしれない。

 というのも、来る発表会に向けて練習しているわけなのだが、本番まであと178.........時間っ。来週の月曜なんだよなぁ。仕上がるのかな、疑問。その前に、木曜の最終レッスンに間に合うか、疑問。何でこんなことになったのか、愚問。

 さておき、上の2つを新しい弦に張り替えたところ、気持ちよく鳴るようになった。D線などは1年使っていたので倍音も随分乱れていたようだ。普段フラジオで調弦するのだが、どうにも合わない感じがしていたところだった。

 チェロを始めたての頃はクロマチック・チューナーで各弦を合わせていた。僕のものはLEDが光るタイプでぴったり合ったのかちょっと分かりにくかった。その上チューナーにぴったり合わせると平均律になってしまうので、チェロ本来の響きを発揮できにくいことになる。だから最近はD線だけチューナーで合わせて、他の弦は時間がかかっても自分の頼りない耳で合わせるようにしている。

 純正律の完全五度にピタリ合った時のチェロは反応が敏感で、今度の弾く予定の無伴奏(バッハ)なんかは調弦の良し悪しで半分は決まるのではないかとさえ思う。残りの半分がこれまた大問題なのだけど、ね。

☆ゴーシュの会 第6回チェロ・コンサート(発表会)は、10月9日(月・祝)午後2時より若松バプテスト教会(北九州市若松区)にて。入場無料(今だけ!)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年1月26日 (木)

松やに

Rosin ロジン、といっても『阿Q正伝』の話ではなく、rosin(松脂)のことである。たまにはチェロのことでも書かないとね。

 チェロのような擦弦楽器は、馬のしっぽの毛を張った弓で弾くわけだけれども、馬の毛だけでは弦の上を滑ってしまう。そこで誰が始めたかしらないが、摩擦を大きくするために松脂を馬毛に塗り付ける。

 市販されている弦楽器用の松脂は、松から採れる樹脂に柔らかくするための油を加えたシンプルなものだそうだが、たくさんのメーカーから販売されており、調合方法がいろいろあるようだ。いろいろ試して比べるといいのだろうけど、松脂はなかなか減らないので(練習不足?)そうそう買い替えることもない。

 私の場合、チェロを始めたころはPirastro(ピラストロ・ドイツ)社のcello(チェロ)を使っていたが落として割ってしまい、同社のcellist(チェリスト)に買い直してみた。でも、初心者でもあるし、この両者に違いはあまり感じなかった。

 その後、福岡市南区にある石田ヴァイオリン工房オリジナルのロジン・ケースを見つけ買った時についてきたのが、Bernardel(ベルナルデル・フランス)で、ピラストロ製品のようなざらざらした感じがなく、なめらかで弾きやすいので愛用している。

 また、ある時京都の楽器店に立ち寄っていろいろ店員さんと話しているうちに、手ぶらで帰るのも悪いと思い(小心者なので)、Larsen(ラーセン・デンマーク)の松脂Vc(チェロ)を買って帰った。佐々木朗氏がサイトで紹介されていたので気になっていたのだが、ベルナルデルに比べてさらに柔らかい。実際、夏場に買ったのだが、熱のためか松脂が随分変形しており、平らにするのに苦労した。それだけに絃に対する食い付きがとてもよく、スピッカートなどでも威力を発揮する。寒い時期にはこれくらい柔らかめの方がいいかも知れない。

☆写真 石田ヴァイオリン工房製のロジン・ケース

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005年12月11日 (日)

アングルのチェロ、そして猫。

Gato ネットを見てたら変わった楽器を製作している人に行き当たりました。Rainer W. Leonhardt氏。Sonderwuenscheの項をご覧あれ。青いヴァイオリンやチェロも不思議な感じですが、アングルのバイオリンならぬチェロ。マン・レイもびっくり。

 おふざけのみかと思いきや、侮るなかれ。レオンハルトはわりと有名な工房のようで、三代目のライナー氏も数々のコンペで受賞しているマイスター。日本にもこの工房のものが(青くはないようですが)入ってきているようです。さすがはミッテンヴァルト。いろんな人がいるもんですね。

 でも全体、どんな音がするのでしょう。キーキ(Kiki)ってな感じかな? おそまつ。

 さらに関連で「forte」(大人向け?)という映画もあったんですね。知らなくて観てないんだけど。


☆写真はオマージュ作品「アングルの猫」または「洋楽器支持者(三味線にはなりたくにゃい)」

ーーー追記ーーー
音色はどうやらふつうのようですね。
ドイツ語読めないので、よく分からないんですが...
こちら"Blue Violin"の"Kostprobe !"から入ってご試聴ください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年12月 6日 (火)

弦楽器メンテナンス講習会

Maintenance 先日、小倉のヤマハで、弦楽器メンテナンスについて講習会がありました。午前中はヴァイオリンで、午後からチェロの部があったようです。チェロの先生の企画か、ゴーシュの会(※)も勉強会ということで夕方から講習を受けました。

 美人弦楽器職人であるH氏がご講師。日本の第一人者である無量塔藏六(むらたぞうろく)氏(東京ヴァイオリン製作学校)に教わったそうで、親しみやすく気さくな方で、いろいろ相談もできそうでしたが、東京在住なのが残念。レクチャーの合間にも会員からいろいろな質問がなされたりして、興味深いお話が聞けました。魂柱がズレないよう、なるべく魂柱が下にくるように気をつけて置く人もいるとか。(チェロはずれにくいそうですが)

 その後、H氏を交えて鳥町食堂街さんきゅうにて懇親会。十月に行った平尾台ドリーネコンサート(野外でも行いました)の反省などで盛り上がりました。素朴な質問コーナーでは、チェロに関する質問の他、個人的な質問も飛び交い、同氏が新婚ほやほやであるとの情報に、一部会員(誰?)は肩を落とす場面も見られました。

 そんなこんなでモツ鍋(ひさびさに食べた)をつつきながら、一月に発表会があるので頑張ろうということで解散となりました。おつかれさま。

(※)ゴーシュの会:北九州を中心に活動するアマチュア・チェリストのグループ。ヤマハ小倉店の生徒やその他で構成。シュゴーの会とも。


☆弦楽器メンテナンスについては、同じく無量塔さんのお弟子さんで、ドイツに渡りマイスターを取られた佐々木朗氏のHPにも詳しく説明されています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)