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2008年4月 1日 (火)

聖火リレーに遅れ

【news gasse】オリンピックの開催式に聖火が灯らないかもしれない。チベット問題に対する抗議から、その象徴ともいえる聖火リレーを拒否する発言も相次いでいる中で、4月1日、北京五輪の聖火はカザフスタン共和国のアルマトイに入った。まずは順調かと思われたリレーだが、思わぬ事態が発生しオリンピック委員会は頭をかかえている。

 空路で北京より運ばれた聖火トーチを受け取った現地走者のバエフ・ナザール氏が、突然地面にうつぶせになり、また立ち上がるという動作を繰り返しながら進み始めたからだ。ナザール氏は聖火を受け取る際、「チベットで苦しむ人々を支援する意思を表明する為、五体投地(ごたいとうち)で聖火を運ぶ」と周囲に宣言したという。

 五体投地は仏教における最上の礼拝で、チベット仏教の聖地カイラス山を回る姿などで知られる。但し、一度の礼拝で身の丈程しか進めず、聖火リレーの大幅な遅れが予想される。各国の予定走者の中でも、ナザール氏に倣うことを表明するものが相次いでおり、今後の動向次第では、開会式に聖火が間に合わない可能性が出てきた。

 中国の政府高官は「今回の行為は、ナザール氏がムスリムであるための礼拝で、神聖な五輪に対する敬いの気持ちを表現したもの。チベットとは全く関係なく、聖火を持ったままでは危険なので止めるよう伝えてある」とコメントし、事態の収拾を図っている。

 一方で、チベット人権擁護団体からは、「イスラムの礼拝では通常前には進まないので、あれは中国政府に対する抗議で間違いない。しかも、暴力によらない最も平和的な手法をとったもの。中国政府をはじめ各国は、これを真摯に受け止めて欲しい」との声が上がっている。

 また、聖火リレーに抗議したところ、炎を噴射されたという団体があり、平和の象徴たるオリンピック・トーチに火炎ブースト機能が備わっているらしいことが問題となっている。

(以上、ニュース・ガッセ)


「中国政府にはチベットでの政策を見直すよう強く求めます(これはホント)。」

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