saraband
イングマール・ベルイマン監督が亡くなった。昨年末に見た「サラバンド」が、そういうつもりで撮ったそうなのだが、遺作となった。「ある結婚の風景」(74年)の続編という事だが、そちらは見ていないと思う、多分。
バッハの無伴奏チェロ組曲第五番のサラバンド。映画ではトルレイフ・テデーンの演奏が使われている。同郷のよしみなのかな。でも、落ち着いた演奏で嫌いではないです。(Amazonで試聴可)
よい曲だ。僕はマイスキーの一回目の録音を聞いてこの曲を好きになった。下降しながらも、倦くまで上を指向する。しかし完全に昇りつめることもまたできない。生の有り様を写し取ったかのような音楽。「練習に一生かかるわ」というカーリンの台詞は、その通りだろう。僕の場合は、別の(...技術的な)意味で、少なく見積もって一生はかかるだろう。
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コメント
osamuさん、はじめまして、お邪魔します。
この映画、全く知りませんでした、近日中に必ず見たいと思います。それからこちらのサイト、色使いや画像の選び方、トリミング、非常にタイプです。チェロ弾きのブログはそこそこ覗いて回っておりますが、こちらほど好みにドンピシャリなところは初めてです。勝手にリンク張らせて頂いてもいいですか?因に僕も197X年、一年半前にギリギリtrente-deuxでチェロを始めました。まだ小学生みたいな曲しか弾けませんが、バッハとガブリエリが弾ける様になるまで頑張りたいです。
「練習に一生かかるわ」僕もそう思います。
投稿: フェレット | 2008年2月22日 (金) 16時21分
フェレットさん、こんばんは。
サラバンド。映画のなかでは冒頭の部分を象徴的に用いていて、もっと長く聴いてたいのにぃ〜と思ってしまいます。内容は...ご覧になってのお楽しみです。
このブログも更新が滞り、世間から(筆者はもとより)見捨てられたかとばかり思っておりましたが、コメント頂けてありがたいです。こちらからもリンクさせていただきますね。salut !!!
投稿: osamu | 2008年2月22日 (金) 20時21分
osamuさん、こんばんは。
早速、コメント及びリンクありがとうございました。
ブログに噛り付きっぱなしより忘れている位が健全ですよ!毎日三食の食事までっていう人も居ますが、データが消えたりしたらショック死してしまう人も世の中にはいるんじゃないかと。
そういえば、こちらはエアプランツで検索して引っ掛かったんですよ、僕もバッハのほかにもサンバとかひいてみたいクチなので。
それでは、またお邪魔します。
a bientot!!!
投稿: フェレット | 2008年2月24日 (日) 23時21分
エア・プランツ、いいですよねぇ。
幸せそうに音楽を奏でる、素晴らしいトリオです。
打ち上げ(飲み)も幸せそうでした。
ところで、こういうブログっていつの時代まで残るんものなのでしょうか?
バカにされそうなので、孫には見せたくない感じです。
投稿: osamu | 2008年2月25日 (月) 17時59分