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2007年1月 3日 (水)

ご報告_I Cellisti

Aboriginebird たいへん遅くなりましたが、昨年末の演奏会の総括をば。

 まずは近いところで12月18・19日の「イ・チェリスティ」のコンサート。最初は2会場分(各会場キャパが3〜400程度)のチケットが捌けるかと随分気をもんだけれど(特にチェロのH先生)、おかげさまでたくさんご来場頂き、盛況のうちに終えることができました。ご覧の方で足を運んでいただいた方、改めてお礼を申し上げます。

 イ・チェリスティの演奏はどこか大らかです。'Demon Cycle'なんかでは、チェロらしい迫力のある野太い音が聴けました。もちろん繊細さも合わせ持っていて、フレーズの間のとり方などは非常に上手かった。呼吸の量が何mlとまで決めているんじゃないかと思うほどピッタリ。

 行橋でのリハーサルの時、1回ゴーシュの会と彼らとで合わせた際、どうもイメージが違うらしく、彼らが普段やっている「鳥の歌」を聞かせてもらったのだけど、もうそれはそれは。すぐ側で聞いているゴーシュの会のメンバーはみんな鳥肌モンでした。僕も涙が出そうになった(ホント)。とはいえ暗い感じではなくて、何といったらいいか、祈りにも似た静けさ。もちろん音は出ているんだけど、静か。溢れんばかりの思いに満ち満ちていながらも、静か。その後、ゴーシュの会も一緒に合わせたんだけど、メンバーにいい影響がでたことは明らかで、それまでとはみんな違った音になってましたね(当社比)。顔つきまでも違ってたかも。

 今回は、チェロのH先生所蔵のアボリジニの絵画を展示したりしたんだけど、数も多く結構大きなのもあったりで大変だったと思います。これだけ集めていたとは奥様もご存知なかったとか。でも、コンサートに花を添えていました。

 戸畑での演奏会終了後、焼鳥屋さんで打ち上げ。英語が浮かばずもどかしいところに、遅れてきたO氏が駅前留学の成果をいかんなく発揮してくれ助かった^^。パースの事、日本とオーストラリアの音や環境の違いとか、わいわい言いながら良いお酒が飲めました。ゴーシュの会も酒席奏者ばかりですしね。最後はビック・カ○ラの例のフレーズ(何故か気に入ったらしい)を大合唱しながら日豪交流年のしめくくりとしました(勝手に)。

 ちなみにメンバーのお1人の楽器は、中学の時分に親御さんが買ってくれたものをずっと使っているそうです。そのチェロと弓を他の人が弾いても、あんな音は出ないと言ってました。う〜ん、楽器ではないのね。

 彼らは普段、西オーストラリア交響楽団で弾いているので、パースに行く予定のある方は寄ってみて下さい。世界一住みやすい都市という話もあるみたいですね。Google Earthで見ても美しい街のようです。

 以上、遅くなりましたけど、ご報告。こちらのみっちさんのブログもご覧下さい。あともうひとつ、フラザビについて、後日追加します。

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