ご報告_フラザビ
テ、テ、テ。ここのとこ全国的に荒れ模様のお天気で、北九州地方も例外ではなかった。そんな中、フットサル場の予約をしていたので、門司までボールを蹴りに行ってきた。で、あちこちが痛い、というわけだ。そのコートには関門海峡から風が直接吹きつけるし、日も落ちた時間でもあり、体も冷え冷えで老体にはなかなかこたえた。まぁその後の懇親会で少し持ち直したが、胡座をかいていると足がつりそうになるので、それを堪えながら、鍋をつついたのであった。
と、いうのは本題ではなく、門司ということが言いたかったのだ。なぜならば、去年の11月11日に門司で演奏した時のことを書こうとしているから。およそ2ヶ月前のことだ。書こうと思いながら、ずっとブログを放っていたので書いてなかったのである。書くべきことも大方忘れかけているが、チェロの日記という以上、書かねばなるまい。というほどの責任は感じないものの、ほんの少し書きかけがあるので、書き足しておこう。うーん、寒いせいか、書く文章が固くなってカクカクする......どうでもいいか。
みっちさんの紹介で、昨年からゴーシュの会で門司の市民音楽祭に参加させてもらっている。去年は大人数でお邪魔したけど、今年はプチ・ゴーシュということで4名で弾かせてもらうことになった。女性2名・男性はみっちさんと私の精鋭部隊(私以外)。選んだ曲は、モーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」とパッヘルベルの「カノン」である。
事前の合わせは何とか2回(うち1回は3人で)。アマチュアの難しい部分だけど、それぞれ仕事を抱え時間が取りづらく、取れても合わなかったりする。この回数をもっと増やせればなぁとは思うんだが、メンバーの住居も半径30キロ程度には散らばっている(僕が田舎なので足を引っ張ってるような気もするが...)ので、中々しんどいところだ。練習場所を提供して頂いたみっちさんにはありがとうございました。この場を借りて(2ヶ月遅れですけど)お礼申し上げます。
肝心の本番はどうだったかというと......どうだったっけ?っとゆーことで、困った時のなんとやら、みっちさんのブログ(こちら)を覗いてっと。そうそう、そんな感じでした。事前の練習の時はたいへんよかったんです。まぁ、いつもそんなんですけどねぇ。ちなみに写真一番右にいる足のお行儀が悪いのが僕です。
本番で順番待ちをする時間は緊張するもんですが、僕たちの前のグループは手話を交えたりしながら歌うという、たいへん温かい感じの方たちで、こちらもリラックスしてきました。最後のほうでは「世界に一つだけの花」を(記憶が正しければ)会場の皆さんと一緒に歌っていて、よぉーし我々もオンリー・ワンってところをお目にかけようじゃないかと、弓のネジをクイックイッと増し締めして出て行きました。
しかし、あの気合いを入れたはずの二締めは裏目に出て、弓がはねるはねる。最初のアヴェ・ヴェルム・コルプスは柔らかく入りたかったのになかなか思うようにいかず...そんなこんなで、きっちりオンリー・ワンの演奏をして参りました。
教訓:前の演奏はほどほどに聞き、自分の弾く曲のイメージを保ちつつ舞台に上る。また気合いを入れ過ぎない。
それと、フラザビってのは何かというと、一緒に演奏した女性2名が「フランシス」(フランス製の楽器を使う姉妹?ということらしい)というデュオ名を密かに持っているので、じゃぁ今回は「フランシスとザビエル」(キャッチコピーはチェロの伝道師)でいこうか、ということで、内々の符牒です。あしからず。

◎写真のルソー・キャンディーはおすそ分けで頂いたもの。いわゆる金太郎飴のアンリ・ルソー版。世田谷美術館所収(?)。一番端っこの部分らしくずいぶんとゆがんでますが、この裏はなかなかの良い男でした。
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コメント
写真、ザビエルじゃなければドン・キホーテかと思った(爆)。
ステージの写真、イ・チェリスティのあとだと、4人が離れすぎでしたね。次回は全員視界に入るくらいに向き合って弾きたいです。
投稿: みっち | 2007年1月10日 (水) 19時36分
飴の写真はもっとも不細工なものを選んでみました。図らずもテーマと合っていましたか^^
ご報告が遅くなりまして、さらに、みっちさんのエントリに寄生した記事で申し訳ありません。
確かに並ぶ間隔は大切な要素ですよね。しかし実際やってみないと分からないことがいろいろあるもんですねぇ。
それと今度演奏する時は、飴でも配ることにしましょう。子供が泣きださないように...(演奏のせいではなかったんですよね?)
投稿: osamu | 2007年1月10日 (水) 22時53分