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2006年8月29日 (火)

G2 Mac 復活

Pm7600_1 Intel Macのご時世にあって今さらながら、PowerMac7600/200が復活した。この頃のマックは機能拡張のコンフリクトなどでよく落ちていた。それに加えて、中身を一新したところ一気に不安定になり、毎分ごとに書類をセーブしながら使っていた。

 手を入れたのは、今は亡きインタウェアのBooster G3/500(CPUカード)、先頃買収されたATIのXclaimVR128(ビデオカード)に加賀電子のStorage Fighter(ATA66カードと30GBのハードディスクのセット)で換えれる部分はほとんどだったけど、それだけに調子の良い時は実に快速だった。でも仕事で忙しい時なんか特にひどかったが、ひとつの書類を作るのに(PageMakerなど)何回も何十回も落ちて、落ちるだけならまだしも、再起動の途中でもフリーズして、精神的にかなり追いつめられたもんだ。

 で、あちことあやしいとこを探ってみるが一向に改善しない。定石通り、機能拡張書類、PRAMクリアにはじまってメモリの相性、PCIスロットの順番、ATAカードのファームウェア書き換え、電源周りのチェックなどなど、考えられることはほとんどしたと思う。そんなことでどれくらい時間をとられたことか。考えてみれば一生涯でどれくらいマックのメンテナンスに時間を使うのだろう。一生分の信号待ち時間は一説に半年だそうだが。

 やがてどうもG3カードとATAカードの相性らしいということは分かってきたが、初期不良というわけでもないし返品も効かない上に、インタウェアはこれを買って間もなく倒産(いい会社でしたが)。どちらかを外すとなると、CPUは604e(200MHz)になるし、元のハードディスクはnarrowSCSIの2GBだし、折角の投資も台無しになってしまう。

 そしてついにこのサイトを見つけて、BoosterG3カード上のチップ抵抗わずかに1ヶが元凶だと確信するに至ったが、わざわざチップ抵抗一つを探すのも面倒だし、完全に直る保証もないしでずっと騙し騙し使っていた。そのうちiMacやG4 Cube(中古)を買ったので、すっかり7600の出番はなくなっていた。

 そんなこんなで幾星霜、数年の月日が流れた先頃、電子部品屋さんを見つけたのでちょっくら寄って抵抗を買って帰った。で、今晩久々にハンダ鏝を握ってみたわけだが、なんせチップ抵抗って小さいし(1×2ミリ)、こっちは目が悪いしで結構てこずった。でもなんとかくっつけて(僕もならって1KΩ並列にしてみました)電源投入してみるとすこぶる安定している。OS9もさくさく動く。やっぱこれだったのかぁ。こんなちっぽけで何十円もしないもののために人生を棒に振ったのか(?)と思うとオイラやりきれないよ。

 でもこの7600、Appleが傾いていた時に、とある先輩の薦めで購入した初マックで思い入れも深い。復活して何に使うってわけでもないが、ちょっとうれしくなって磨きなおしたりなんかしてみながら夜も更けていくのであった。

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