mini romantica
僕のチェロの先生のお嬢さんもやはりチェリストで、いろいろ面白い活動をされているようだ。そのうちの一つのロマンチカがトリオ編成ミニロマンチカとして「ミニロマンチカ、イーハトーヴ浪漫西日本ツアー」を決行するというのを先生から聞き、福岡のdreamboatまでのぞきに行ってきた。田中倫明氏(percussion)、梶原順氏(guitar)、橋本歩嬢(cello)という構成。
前半は昨年リリースした「イーハトーヴ浪漫」からのセレクト。田中さんが一曲一曲丁寧に解説をつけてくれて、そちらの方も面白かった。聴いていると、学生の頃に宮沢賢治(彼もチェリスト)を訪ねて花巻を訪れた記憶が蘇る。後半、モンカダ・アタックについてこれまた熱く語ってられたので、僕も帰ってからゲバラ(というとなぜか焼き肉が食べたくなるのだが...)の日記をひっぱりだしたりしてしまった。休憩時間に田中さんと少しだけ話してみると、なかなかジェントルなお方。でもあれだけいろんなものを叩いて、手は痛くならないのだろうか。
ギターの梶原さんもうまいなぁ。そして歩さんは......合間に黄金色に発泡するスペシャルドリンク(ビール)を飲んでいるぞ。さすがプロは違う、と感心。でもベースラインにまわったりメロディーを歌ったりと、美しい音を奏でていました。このトリオはなかなかいい。浪漫があるよ。
今回のツアータイトルは"VIAJE PARA OESTE(西への旅)...con IHATOV ROMAN"で、「楽浄」という曲が終わりに演奏された。穏やかな曲。田中さんがお父さんを亡くしたことを契機に書かれた曲で、極楽浄土の略だそうだ。極楽も西方なのでツアータイトルに符合してる。
この後、ツアーは大分・熊本から奄美にまで回るそうで(すべて車移動だって)、この先演奏がどう化けるかついて行きたいところだが、また近くに来た時には聞きにいこうと思う。みなさんもどうぞ。
ライブの前に天神イムズ8Fでやっているシュバンクマイエル展に寄った。チェコの映像作家。あまり広くない展示スペースだけど、真剣に見過ぎて、疲れた。こちらは6月4日まで。
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