演奏技術と語学力の相似
来年早々、とんでもないことだが、チェロの発表会がある。課題曲はラフマニノフ作曲のヴォカリーズ。今週ピアノの先生と音合わせがあるので、久しぶりに楽器をとりだして弾いてみた。
「一日練習しないと、自分でわかる。二日練習しないと、批評家にわかる。三日練習しないと、聴衆にわかる」(イグナツィ・パデレフスキ)そうな。
あぁ、一週間もさぼって...どこまで知れてしまったか...
弾いてみるとホントに情けないくらい表現できない。自分の頭で鳴っている音と出てくる音との差にいらいらしてしまう。ヴィブラートがおかしい。クレッシェンド・デクレッシェンドが美しくない。その他もろもろ。ぼろぼろ。へろへろ。
この辺り、海外に行って人と話をしている時に、語学力不足でニュアンスを伝えられないときの気持ちと似てる。それから言えば、今の自分の技術はカタコトですらないかもしれない。流暢に話せたら、さぞやすっきりするだろうな。
...こんなの書いている隙があるなら、練習しとけ。俺。
☆写真は京都祇園のお菓子屋さんで
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コメント
初めまして。
私もラフマニノフのVocaliseを弾こうとしている者です。笑 チェロソナタも譜面をオーダーしてしまいました。将来は弾ければいいなぁと思います。
チェロの練習の様子や発表会の練習の様子を読ませて頂き、とても参考になります。1年前、音楽の先生に一日だけチェロを習った時、「英語を話している時のような感覚で弾いて見て。語学にもダイナミクスやアーティキュレーション、リズム等があるでしょう」と言われました。それが出来ないと相手にも伝わりませんものね、、とこの日記を読んで少し思い出しました。
頑張って下さいね。また遊びにきます。
投稿: Onely | 2006年3月 8日 (水) 12時53分
Onelyさん、はじめまして。遠いところからようこそ!
ラフマニノフのチェロソナタ...ムムム。難しそうですねぇ。
僕も先生に内緒でフランクのソナタを買ったりしてます。4楽章なんかいけるかなと思ったのですが、いかんせん♭多すぎ。まぁ将来への投資ですが、回収できるのかは分かりません。
オケの方もされているようで、楽しそうですねぇ。これからも宜しくどうぞ! :-)
投稿: osamu | 2006年3月11日 (土) 23時25分